健康を司る腸内環境

腸の役割と聞くと、大抵の方が消化吸収や排泄を想像されることでしょう。しかし、腸の役割はそれだけではありません。本来、腸は人間の健康を司る大切な役割を果たしています。また、食生活の欧米化や乱れ、恒常的なストレス、不規則な生活習慣、運動不足など腸内環境を悪化させる要因で溢れ返っている環境にある現代人にとって、腸内環境を整えることは健康を維持する上で必要不可欠なことなのです。

腸もともと、人間の腸内には数百種類、100兆個の細菌が存在しています。また、それらの細菌は乳酸菌やビフィズス菌に代表される善玉菌と大腸菌やウェルシュ菌に代表される悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌とに分類され、善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%の割合で存在するのがベストバランスと言われています。体内の60%もの免疫細胞が集結している腸内はこれらの細菌のバランスを整えることが大切なのです。腸内環境が整うと、免疫細菌は活性化され、自ずと免疫力も高まるのです。

そればかりでなく、腸内では幸せホルモンと呼ばれるセロトニンや活力を与えるドーパミンといったホルモンも作られています。つまり、腸内環境の悪化は身体だけでなく精神的な不調の原因にもなり得ます。このように、腸内環境を整えることは私たちの心身の健康を守る上でとても重要なことなのです。